選ばれる歯科衛生士になるために「3つの武器をもつこと」

                                       


ボーテ代表の辻です。

いつもブログをお読みいただいてありがとうございます。
コロナの状況も、関東ではまだ増加の傾向もみられますが、皆様の現場や家庭環境はいかがでしょうか。

2020年もすでに半年が経過し、ここから残り半年をどうしていくか、何を考え、どう動くかが、来年のクオリティを決めていくことに繋がると感じる日々です。

人生の大半は仕事に時間を使います。

今日は、シンプルに「好き」を仕事にすることと、自分自身について3つの武器をもつこと、について話します。

自分の「好き」を仕事にすること

先週の土曜日に、いつも尊敬しているあるドクターと話す機会がありました。

たどりついた結論は、
「最終的に好きかどうか、そこにつきる」ということでした。

これは、好きなことだけやっていればいいという意味ではなく、「自分自身が何にモチベートされて何にときめきをおぼえるのか」を意味します。

例えば歯科衛生士の仕事を考えた場合、その業務には様々な分野があります。

どの分野についても、ある程度は平均的に知っておく必要はありますが、今後は特化していくことも重要となります。

私自身も20歳の時に、「28歳で開業する」という夢に向けていろいろなことにチャレンジしてきました。
その当時は、歯科衛生士はケアマネジャーの資格を取得すると活躍できると言われていました。

私も素直に、毎週木曜日には訪問歯科のアルバイトに行き、ケアマネジャーの近くで仕事をさせてもらう日々を送っていました。ですが、やがて気づいたのは、私にとって訪問の仕事はときめきが少ないということでした。

次に、歯科衛生士といえばSRPだ!と思い、様々な勉強会にひたすら参加するようにしました。ある勉強会で、隣に座っていた衛生士さんが「私は縁下歯石を見たら心がおどるんです!」と言ったのを聞いて、私は縁下歯石にはキュンキュンしないと思いました。

このような経緯を経て、23歳で出会ったのがホワイトニングだったのです。

患者さんが、ご自身の歯が白くなっていくことで次第に自信をつけていく姿を目の前で見て、さらに最終的にメンテナンスにも積極的になってくれる、そういう変化していく姿を目の当たりに見て、私はこのホワイトニングという分野が好きでときめきを感じました。

自分自身について3つの武器をもつこと

やはり、一つのことを極めるのには約10年かかります。それに対して人生はあっという間です。

女性の平均寿命は87歳である今、私自身は35歳なので、バリバリ働ける期間はおそらくあと25年くらいしかありません。
時間が限られているからこそ、すべてを極めることは現実的に不可能です。
だからこそ特化していくことが職業人として選ばれるためには必要なことではないでしょうか。

歯科衛生士という資格は一つの武器であり、それだけで1億2千万人のうちの20万人に入ることができます。
実際には歯科衛生士の就業率は45%なので1億2千万人分の10万人に入ります。

そこに私の場合は、2つ目の武器としてホワイトニングがあり、さらに3つ目に経営者という武器を持っています。

1億2千万人のうち、この3つの武器を持つ人は何人いるでしょうか。極めてニッチですよね。
ただシンプルにそれだけです。

あれもしないと、これもできないと、という恐れや不安は皆さん誰もが多かれ少なかれお持ちかもしれません。
新しい情報について知っていないといけない、という不安もあると思います。

でも、全部知っていないといけないというわけではありません。自分にない能力は人から借りることができるからです。

みなさんの好きなことや、ときめくことはなんですか?
すぐに分からなくても大丈夫です。

目の前にあるやらなければならないことをやった後に見えてくることもありますし、院長から気づきを与えてもらうこともあります。

一つ間違いなく言えることは、「体験しないとわからない」ということです。だからこそ、いろんなことを体験し、今までやったことがないことにもまずチャレンジしてみる、という普段の心がけが大切になります。

好きをいかに早く見つけるかによってその後の人生が変わってきます。
考える時間を確保し、自分は何が好きかを考えて、行動するようにしていきましょう。

今週もみなさんにとって素晴らしい1週間となりますように。